連続テレビ小説『マッサン』あらすじと感想ブログ

マッサン第70回あらすじと感想(12月18日放送)

第12週『冬来たりなば春遠からじ-第70回-』あらすじ(ネタバレ)


「黙っとってすまん。悪かった」
政春は庭でたたずむエリーに声をかけるがエリーは何も言わなかった。
「わしらは…助けられたんじゃ。もしあのまま産んどったら、エリーは命を落としとったかもしれんいうて、先生言うとった。わしらの子がエリーを生かしてくれた。エリーの命を…助けてくれたんじゃ。じゃけん、わしらは、これからその子の分まで笑うて元気に一生懸命…一生懸命生きにゃいかん!」
するとエリーは政春に泣きながら抱きついた。
「うっうっう…(泣)」
「もうええ」

その時、家に来ていた欣次郎は引き返そうとすると玄関から英一郎が現れる。
欣次郎は持っていた包みを英一郎に渡そうとした。
「2人にカツレツや。明日から工場を頼むと伝えてくれ。お披露目会までもう時間がない」
「何を言うてるんですか?今、聞いてたんやないんですか?」
「お母さんのこと思い出した」
そういうと欣次郎はカツレツを門柱の上に置き歩き始める。
「ちょ…待って下さい。お父さん!」
英一郎は呼び止めるが欣次郎はそのまま去ってしまうのだった。

― 夕食にカツレツがでてきたので政春は不思議に思い、英一郎に尋ねた。
「カツレツじゃ。…何で?」
「さっき、父が…」
「大将が?」
「明日から工場長に仕事に出て欲しいと。お披露目会は予定通りやるそうです」
英一郎の説明にエリーが首をかしげた。
「オヒロメカイ?」
「いや…ええんじゃ」

しかしエリーは納得しなかったので、仕方なく政春はお披露目会について説明する。
「…もうじきポットスチルに火がともる。操業開始に合わせて東京からも新聞記者呼んで初の国産ウイスキー造りが始まる事を日本中にお披露目するんじゃ」
「本当?凄いじゃない!凄いよ!OH!さすが大将!英一郎もマッサンも頑張らないと!」
「じゃけど、な~んぼなんでも、明日からは…」
「OH!駄目!何言ってる!?ウイスキーはマッサンと大将の夢でしょ?やっと始まる!行かない、駄目!二人共、明日からちゃんと行って!行かないとこの家から追い出す(笑)」
エリーの言葉に政春と英一郎に笑顔が戻る。

― その夜、英一郎は部屋で横になりながら、病院の母に芋の煮付けを食べさせた事を思い出した。英一郎の母・サキは芋を食べると『おいしい』と笑顔を英一郎に向けた。
同じ頃、欣次郎も秘密の隠れ家でサキの写真を見ながら思い返していた。
『あんたの夢がかなったら、うちは必ず元気になる。約束する』
入院中のサキの言葉に欣次郎は首を縦に振った。

― ベッドで寝ていたエリーが目を開けると隣で寝ている政春が話しかけてくる。
「眠れんのか?明日は工場の様子見たら、すぐ戻ってくるけん」
「マッサン…できない約束、駄目。早くウイスキー造りたい。ウズウズしてる(笑)」
「エリー…」
「お披露目会、私行きたい。行ってもいい?」
「おお!もちろんじゃ(笑)」
「じゃあ…楽しみ(笑)」
エリーは政春にくっついて眠りについた。

― 翌日、山崎の工場で政春は従業員達に日程を細かく黒板に書くと頭をさげた。
「長い事迷惑かけましたが、今日からまたよろしくお願いします。お披露目会まであとひと月余り。まだまだ問題、課題は山積みじゃ思いますが、ポットスチルに火がともるのを楽しみに待ってくれとる人がおります。その人たちのためにも、もちろん我々自身のためにも、みんな一丸となって、一歩一歩前進んで…」
すると俊夫が口を挟む。
「お坊ちゃま!もう演説はようがんす。それより問題の粉砕室、早よ見てつかぁさい!」
「おう…ほうじゃったの。すまんすまん」

― その頃、井戸で洗濯をしていたエリーの脳裏にキャサリンと梅子の言葉が蘇る。
『日本では子供を産んでなんぼみたいなとこがあんねん』
『子供ができんで離縁される女の人、結構おるんやで』

すると梅子と桃子が野菜と肉を持ってエリーに声をかけてくる。
「エリーちゃん、これお肉もろてん!お裾分け(笑)」
「うちはこれ!肉より野菜をぎょうさん食べた方が子宝に恵まれやすいんやて(笑)」
二人の親切にエリーは戸惑いながらも礼を言った。
「はは…ありがとうございます」

「いつまでも、な!元気出して行こうな!」
「ほんでな、部屋の北側に橙色のもんをおいてたら子宝に恵まれるんやて!」
「んな!あほな!誰がいうたん!」
「うちのしんちゃん。ほんまやで!」
梅子と桃子の会話を聞いていたエリーはたまらず声を上げた。
やめてください!!…ごめんなさい。…ごめんなさい…ごめんなさい」
梅子と桃子は涙を流すエリーに困惑しているとキャサリンが現れる。
「ハーイ!エブリバディ!ハワユー?…ワッツ、ハプン?」

― キャサリンとエリーはエリーの家の縁側で二人で話していた。
「いや、ごめんやで。なんや陰でコソコソ秘密を聞き出したみたいで」
「いえ…キャサリンに知ってもらうよかった」
「実はな…うちも子供でけへんねん。子供の頃、体弱かってん。えらい高い熱出したり、それが原因やないかって、お医者さんにも産婆さんにも言われて。…んで、前の日本人の旦那とは、それで離縁することになってん。子供のできん嫁なんかいらんて、姑に言われてな。旦那は、ひと言も言い返せへんかった。それ見て諦めた。あ~もう、この人とは一緒にやっていかれへんなって」
「そんな…」
「言うたやろ。日本では嫁は子供産んで一人前みたいなとこがあるて。あれ自分の事やねん…でも、うちは、もう乗り越えたで(笑)」
「本当?」

「今は幸せいっぱいや(笑)」
「どうやって?どうやって乗り越えた?どうして、幸せいっぱい?」
「その秘密はな…マッサンが知ってる(笑)」
「マッサンが?」
「そのうち分かる。マッサンと一緒におったら必ず分かる時がくる。
キャサリンはエリーの手を握るとエリーの目から涙が零れ落ちる。
「ハハハッ。何で泣くの?ハハハ(笑)」
「はい(笑)」

『マッサン』第70回の感想とレビュー

政春がウイスキー造りたくて、うずうずしている様には見えませんでしたが…あれって、エリーが気をきかせて言ったセリフですよね?もし、本当にうずうずしていたら、相当やばい(笑)。で、欣次郎がカツレツを持ってきたことが結構スルーされてたけど、なんか意味あるのかな?もしかして、欣次郎の奥さんと何か関係が?とかいつものように斜め上な深読みする。