マッサンのあらすじを綴る朝ドラブログ

マッサン第128回のあらすじ~一馬の幼い頃の映像

第22週『親思う心にまさる親心-3月4日(水)放送-』あらすじ(ネタバレ)


政春は研究室で一馬にブレンドを教えていた。
「何べんも言うが、ウイスキーの香りはのう、果実のエステル香によう似とる。それが何の果実かよう嗅ぎ分けるんじゃ」
「これは…リンゴ。甘く華やかな香りの中に…お酢のような酸味を感じます」
「よっしゃ。へじゃ、今日は、ここまでにしとこう(笑)」
鐘が聴こえたので政春はブレンド授業を終了する。

「ええか、一馬。ブレンドは奥深い。一樽一樽全く個性の違う原酒を混ぜ合わせる事で、思いもよらんウイスキーと出会える。こりゃ神秘じゃ。じゃけん、時間はかかるかもしれんが、その道を極めるいうんは、これはほんまに楽しいんじゃ」
「はい」
すると研究室に熊虎が映写機を抱えて入ってくる。
「おい!これ何とかなんねえかな」

― 政春は熊虎が持ってきた映写機をニシン御殿で修理する。
「よっしゃ。これで動くはずじゃ!」
一馬が映写機のスイッチをいれると正常に動き出す。
「こんなものよく残ってたね」
「何が映ってんだ?このフィルムに」
「ええ?何だと思う?」
その時、工員の女性達が一馬を豆、胡桃、松を持って訪ねてやってくる。
「大豆とクルミに松を添えて、元気で帰ってくる日を待ってますって意味なんだって。主人にも、同じものを持たせたから、よかったら…」
宮下久美が渡すと一馬は礼を言った。
「わざわざすいません」
「しっかり頑張ってきてね!」

その時、子供2人が表から久美を呼んだ。
「お母ちゃん!このおじちゃんが、お母ちゃんに用事があるって言うから連れてきた!お父ちゃんの事だって!」
「宮下健一さんの奥様ですね?」
男は名前を確認すると封筒を手渡した。久美は手紙を確認するとその場で泣き崩れた。
>戦争に行くという事は常に死と隣り合わせだという事を誰もが改めて思い知りました。

― 夜、ニシン御殿に進や中島夫妻も訪れ、一馬の前祝の宴会が行なわれる。
遅れて到着したエリーに俊夫たちが酒をすすめた。
「エリーさんも飲んでつかぁさい」
そして熊虎が乾杯の音頭をとる。
「…それじゃ、一馬の出征を祝って…乾杯!」

「しっかり頑張ってこい!」
「武運長久、祈ってるからね」
一馬に進やチエが声をかける中、エマだけは一人浮かない顔をしていた。
「どうした? エマちゃん。元気ねえな」
「エマ、しみったれた顔してねえで、どんどん食え!」
中島三郎と熊虎が声をかけるとエリーが応対する。
「ごめんなさい。エマ、少し具合がよくないから」

「へじゃ、今晩は久しぶりに熊さんの歌が聞けるんかのう。
政春が話題を変えると熊虎は嬉しそうに笑った。
「え? そんなにおらの歌、聞きてえか?」
「ソーラン節は聞き飽きたがのう…」←俊夫
「何だと!」
その後、手拍子に合わせて熊虎は芝居をまじえたソーラン節を熱唱する。
>上機嫌な熊さんが、はしゃぎ続け、宴たけなわの頃…

「よし! そろそろ始めっか!いい映画があんだよ。マッサン、ハナ、一馬も手伝え」
熊虎達は映写機をセットし、部屋のあかりを消し、スクリーンを模した白いシーツに映像を映した。スクリーンには海が映り、続いて小さい男の子と女性が映った。
「おお、海じゃ!」
「ああ…これ。一馬だ!」
「かわいい!」
スクリーンに映る一馬は、すぐに泣き出してしまう。
「ほら、一人泣くんだ。ほら、泣くぞ泣くぞ。…ほら! ほら、泣いた!」
熊虎が満足そうに笑った。
一堂が一馬の泣くシーンで笑うとスクリーンに一馬の母が移った。
「あっ…お母ちゃんだ」
「すごくきれい」←エリー
進が懐かしそうにスクリーンに映る女性を見た。
「シノ姉ちゃん若えな。ああ…思い出すな、シノ姉ちゃんが死んじまったとき、ハナは泣くのを我慢してたけど、ヨチヨチ歩きの一馬は、死んだ事も分かんないのに周りのみんなが泣いてんの見て、大泣きしたんだよな」
「泣きめそで甘えん坊で、どうしようもねえガキだったんだ!」

― 映像が終わり、ハナが部屋を明るくした。
熊虎は一馬にはっぱをかける。
「いいか一馬!戦争は国と国とのけんかだ。この戦争は絶対に負けられないケンカだって事は分かってっか?」
「お父ちゃんは戦争に行った事ねえべ?」←ハナ
「行ってなくても分かる。戊辰戦争で敗れたおらたち会津が、どんなに惨めで、寒い、ひもじい思いをしたか…」
「何も今会津の話まで持ち出さなくても…」
「お前は黙ってろ! 勝てば官軍だ。薩摩や長州は勝ったから天下の官軍と呼ばれた。あん時もし会津が勝ってたら世の中はひっくり返ってたかもしれねえ」
「んだけど、お父ちゃんたちが北海道さ来たおかげで今のおらたちの暮らしがあんだよ」
熊虎はハナの言葉を無視した。
「とにかく勝て! 何が何でも勝て!勝つためなら、何をやったって構わねえ!」
「分かったよ」

するとエマが立ち上がった。
「熊さんは、この戦争が正しいと思ってるの!?」
「…正しいも間違ってるもねえ。始まっちまった以上、勝つしかねえんだ」
「日本が勝つためなら、何をしても一馬さんがどうなってもいいの?みんな、一馬さんの事が心配じゃないの?」
エマの言葉に熊虎は激怒する。
「この戦争に負けたら日本はどうなると思ってんだ!?」
「おとうちゃん」
「兄さん、そんな言い方しなくても…」
ハナと進が熊虎をたしなめようとするが、エマは涙を浮かべたままニシン御殿を出て行く。
場の雰囲気が悪くなり、三郎や進が帰る支度をはじめる。
その日の夜遅く、一馬は部屋で遺書を書こうとするが筆がすすまなかった。

『マッサン』第128回の感想とレビュー

お守りを渡した直後に訃報って・・・どんだけ縁起悪いんだよってなりますよ。
それはそうと予告通り空気を読まずに一馬の出征に反対するエマ、さすがの熊虎も怒ります。エリーと政春も連れてこなきゃいいのに…。一方、映写機で幼い頃の一馬を見て懐かしむ熊虎。こっちが涙でそうになります。当時、映写機なんてとんでもない金額だったと思うんですが、いつぞやの借金の返済にあてられなかったのかな?