花子とアンあらすじブログ

『花子とアン』あらすじ第125回

ももに会うために兄・吉太郎と姉・かよが花子の家を訪れる。
「もも…よく来たじゃん」
「もも。しばらくじゃんな」
「かよ姉やん。兄やん…」
>そして、安東家の家族全員が本当に久しぶりに顔をそろえました。
「兄やんがすっかり年取っちまったから、もも戸惑ってるだよ(笑)」
「何だと!?はなだって年を取ったら。なあ?もも」
「うん…」

その夜、安東家の家族全員と英治が食卓を囲んだ。
「もも、北海道は、どんなとこだったで?」
「おとうが言ってたとおりのとこ…」
「旦那は、どんな人で?」
「おとうが言ってたとおりの働き者…」
かよと吉太郎の質問に、ももは短い回答しかしなかった。

花子がももが夫を昨年、病気で亡くした事を話すとふじ達は胸を痛める。
「苦労しただね…だけど、ももが元気でよかったよ…こうしてまた皆で集まる事できて、本当に嬉しいよ」
「さあ!頂きましょう。このご馳走、全部ももが作ってくれただよ!」
テーブルには材料が沢山入った鍋料理などが並んでいた。
「ここんちの台所は、何でもそろっててびっくりしたら?」
かよの質問にももはうなづく。
そして、花子達はももが作ってくれた料理に舌鼓をうった。

― 夕食後、花子とかよ、吉太郎は、ももをかよの喫茶店に連れて行った。
かよが珈琲を用意していると、男性客がフラフラになって店に入ってきた。
「絵描きさん。今日は身内だけで、貸し切りなんですけど…」
声をかけるが男性客(旭)は、構わず座るとテーブルに小銭をばら撒いた。
「これで、飲めるお酒下さい」
「…またやけ酒ですか?」
かよは旭を放って、妹・ももに出来たばかりの珈琲を出した。
「どうぞ。かよ姉やん特製の、コーヒーじゃん(笑)」
「頂きます…」
一口飲んだももの顔がゆがんだ。

― その頃、英治は、ふじと吉平に花子の話をしていた。
「花子さん、時折ももさんに本や手紙を送ってましたけど…このところ返事がなくて、おかしいと思ってたんです」
「ももは北海道でどんな暮らしをしてたずら…」

― 花子は、北海道に戻らず一緒に暮らすことをももに提案した。
「一緒に暮らそう。英治さんは優しい人だから、ももは何にも気にしなんでいいだよ。オラ…もっと、ももの事、分かってやらんきゃ…」
「…お姉やんには分からないと思う。あんなにいい暮らしして立派な仕事して旦那さんにも大切にしてもらって…。幸せなお姉やんには、私の気持ちなんて分かりっこない。どうしてこんなに違うんだろう…。同じおとうとおかあから生まれたのに…」

「もも、オラも昔、同じこん考えた事がある。はなは東京の女学校行って最高の教育受けてるになんで長男のオラが地べた這いつくばって百姓やってるずらかって…あの頃、おとうを恨んでた。あの人は口では人間は平等だとか言ってるけど、はなだけを特別扱いしただ。いいから全部ぶちまけちめえ!腹ん中にたまってる事言っちまえ。何で逃げてきたのかも全部話してみろし」
吉太郎に言われ、ももは北海道の生活を打ち明けた。
「食べる物も着る物もなくて、本当に冬は辛かった…。雪ん中裸足で仕事したり…それでもまだあの人が生きてた頃は頑張れた。皆で必死に土地耕してればそのうち楽な生活が出来るようになるって信じて。来年こそは来年こそはって頑張ってた。…けど、うちの人が病気で働けなくなったら親兄弟みんな冷たくなって…薬買うためにお金借りようとしたけど、みんなその日生きていくのに精一杯で、貸す金なんかないって言われた。最後は葬式も出してやれなかった…」

「旦那さんが亡くなってっからは、どうしてたで?」
「誰も助けてくれなくて…住む家もなくて…馬小屋で寝てた…」
そして、ももは町に出た時、ラジオから花子の声が聞こえてきた話をした。
「その時思った。私にはこんなに立派なお姉やんがいるのに、こんな所で何やってるんだろうって…。けど…お姉やんに会ったら、もっと惨めな気持ちになった…。お姉やんが羨ましくて羨ましくて…なんでオラとこんなに違うだって…」

― ももの話を喫茶店から帰ってきた花子から聞いた吉平とふじは涙を流す。
「全部俺のせいだ…俺がももを北海道なんかに嫁がせなんだら…ほんな思いしなんで済んだに…ふじ、ももを甲府に連れて帰ろう」
「おとう。おかあ。甲府に帰っても、ももは肩身が狭いだけじゃん。ここで一緒に暮らす。今の私があるのは、家族みんなが働いてる中、私だけ思いっきし勉強さしてもらったからじゃん。ももにも感謝してるだ。ほれを少しでも返したいの」
「僕からも、お願いします」←英治

― その頃、かよは、何か絵を描いている客・旭に声をかけた。
「絵描きさん。もう店じまいなんで…」
「あの…今日は一枚も売れなかったんで、この絵買ってもらえませんか?」
旭は立ち上がり、ももに声をかけた。
「…調子、よすぎますね。すいません…いいです。差し上げます」

申し訳なさそうに旭がスケッチブックから紙を切り取ってももに渡した。
絵は変わった模様の中に鼻と目と口が書いてある奇抜なものだった。
「…何の絵?…え?…これ…もも?」
ももとかよは、互いの顔を見合わせると思わず爆笑してしまう。
「あはははは(笑)」
>ももがようやく昔の笑顔を見せてくれました。

花子とアン第125回の感想

北海道での生活を聞いた吉平が『自分のせい』だと落ち込みますが、ドラマで起こった事実を追っていくと本当にその通り(笑)。朝市にフラれ、北海道に嫁ぎ、結婚式に家族を呼ぶことすら出来ず…最後は馬小屋って…本当のところはどうなのかわかりませんが、今のところこのドラマの中でぶっちぎりで一番不幸なポジション。
ここにきて売れない絵描きが活躍するところをみると何か絡んできそうですね。